話が戻るが、植物は光合成することによって、二酸化炭素を吸収して酸素などの動物が生きる上で必要不可欠な物質を出す。
そしてその酸素は、地球全体を覆うオゾン層となり、生物にとって極めて有害な紫外線から生き物を守っている。
もしもオゾン層がなかったら、地球上の生物は瞬時に死に絶えてしまうと言われている。

さらに生物にとって不可欠なものは「水」だが、特に人間にとっては「水」は大量に必要なものである。
例えば、水分の経口摂取はもとより、食物を得るための農業にも水は不可欠なものであるし、水に棲む生物である「魚」は水棲生物やプランクトンを食物として生き、地球上の食物連鎖を構成している。
この「水」を、人間は雨から得ていると単純に思いがちだが、実際は泉や河川や湖から得ているのである。
もし仮に、山に多くの樹木がなければ、雨はそのまま地中に戻るか、保水能力を失った山を破壊してしまう。
植物によって山に蓄えられた水は、泉となって少しずつ流出し、川となり、湖となる。

事実、山の木を切り倒し過ぎたところでは、深刻な土砂崩れによる災害に見舞われているのである。
日本でも明治時代に、古来より紀州(木の国)と呼ばれた和歌山県の森林伐採が極端にすすめられたために、大規模な土砂崩れが起こってしまった。
日本の生物学者である南方熊楠氏が森林保護を訴え、それを政府も認めたという事実がある。
現在、この和歌山県熊野古道が世界遺産として認められているのも、この時の出来事を教訓とした事実の功績によるところが大きい。植物によって、地球環境は支えられている。




バッチフラワーレメディの、唯一植物の力と無関係な清水「ロックウォーター」は、今でも変わらず英国マウントバーノンでのみ採取されている。